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一昨日（１１月２日）の新聞報道で、杉並区立堀之内小学校の芝生養生シートから、区の放射線量測定では最高となる３．９５マイクロシーベルトが測定されたとの報道がありました。当日は神戸市・西宮市への出張で事実確認が出来なかったので、本日、杉並区の危機管理室にその確認を行いましたので、その内容を取り急ぎお伝えいたします。

まずは、新聞（ONLOINE）情報と、杉並区のお知らせから・・・

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◆朝日新聞社（asahi.com）

記事のリンクはこちら　⇒　「小学校のシートから３．９５マイクロシーベルト　東京(2011年11月3日5時45分)」
以下、転記です。
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東京都の杉並区立堀之内小学校（同区堀ノ内３丁目）で２日、芝生にかぶせる冬用の養生用シートを区が計測したところ、高さ１センチの地点で毎時３．９５マイクロシーベルトの放射線量が測定された。
区によると、シートは芝生の養生のため校庭の芝全体にかぶせており、東日本大震災後の４月に入って外して体育館わきの屋外部分に置いていたという。区はシートを別の区施設に移すとともに、芝生の養生シートを使っている他の区立の２０校でも４日に緊急の測定をするとしている。
区によると、２日午後、同校の保護者から情報提供があり、夕方に区が測定。シートの上１メートルの地点の放射線量は毎時１．１３マイクロシーベルトだった。シートを撤去した後で同じ場所を再度測定したところ、０．０９マイクロシーベルトまで下がったという。
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◆杉並区HPのおしらせ

お知らせのリンクはこちら　⇒　「校庭芝生を覆う養生シートから高い数値の放射線量が測定されました(11月2日)」
以下、ハードコピーです。

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◆杉並区の危機管理室への確認

ということで、以上の情報について危機管理室の室長に対して短時間ではありましたが確認をいたしました。

経緯ですが、保護者が手持ちの測定器で堀之内小学校内を測定したところ、芝生養生シート付近で高線量が計測され、あらためて杉並区で測定したとのこと。

保護者が使用した測定器については危機管理室では把握していませんでしたが、杉並区が計りなおした際に使用した測定器はALOKA社製の「 γ(ガンマ) SURVEY METER　TCS-172b」という機種だそうです。

結果として、

シートの上１m　・・・・　１．１３μSv/h
シートの上１cm　・・・・　３．９５μSv/h

との結果となり、杉並区がシートを取り除いて再測定したら

地上高１m　・・・・　０．０９μSv/h

となったとの事でした。

養生シートについては水分が浸み込みやすいネット状のシートとのこと。本日（１１月４日）、他校２０校の同様のシートの測定を行っている最中で結果が出次第、ホームページでお知らせするとのことでした。

ブログを書いている最中にどうやら他校２０校の測定結果が出たみたいです。

他校の結果はこちら　⇒　「校庭芝生を覆う養生シートの放射線量測定の結果について（11月4日）」

危機管理室長からはシートは折りたたまれた状態で測定したら毎時３．９５マイクロシーベルトであったが、シートを開いた状態にして測定したらもっと低い値になった、とのコメントもありました。高線量が計測されたシートの今後の扱いについては、文科省に問い合わせを行っているそうです。

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◆やはり今までの区の測定だけでは足りない！！

私たちの独自調査でも高線量ポイントが発見され、１０月末には区内ではじめての区の責任による除染が行われました。

今回の区民の方の情報提供からも明らかなように、杉並区内で私たちが想像しているよりはるかに高い放射線量を記録する場所はまだまだ存在します。杉並区は区内の施設の測定を行ってはいるものの、各施設で詳細な測定にまでいたっていないのが現状ですし、そこが大きな問題点でもあります。

今後も、区民の方々の情報提供を待つのではなく、杉並区が率先して区内の詳細な線量測定を行い、区民の健康被害を最小限に食い止めるための対応（除染等）が必要です。

私たち日本共産党杉並区議団は、今後も杉並区の放射能汚染対応が広がっていくよう働きかけを強めていきたいと思います。