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保育園で「コマまわしのお兄さん」のボランティアをしてきました。

コマ回し

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ある保育園の園長先生から 「子供たちにコマまわしを教えて欲しい」 とリクエストが有ったので行ってきました。

最初に保育園のホールに集まった子供たち約120名の前で、コマの技を披露。3歳から5歳までの子供たちなので、普通にまわすだけでも歓声が上がります。

披露した技は「空中手のせ」、「綱渡り(往復)」、「空中紐のせ」と「水車」の連続技、「蛇(3回転)」などなど。

たくさんの子供たちの前でのデモンストレーションだったので、少々緊張してしまい何度か失敗しましたが、子供たちは僕の失敗を見てるだけでも喜んでくれました。

デモンストレーションの後は年長組の子供たちに直接指導。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紐を上手く巻けない子に教えているそばから、僕の足に絡みついたり、背中を登ったりと、子供たちの元気さに少し苦労しながらも、紐の巻き方、投げ方などを教えることが出来ました。

子供たちから「どうやったら綱渡りが出来るの~?」と聞かれ、「練習あるのみだよ」と答えると、まだコマをまわせない子達も、あきらめずに「練習あるのみだよね」と言って、コマをまわす事に粘り強く挑戦していました。

年長組というとちょうど5歳になったかならないかの子供たちなので、身体の成長もまちまち。手先を器用に使ってすぐに紐をコマに巻きつけられる子もいれば、まだまだ紐を上手くあつかえない子もいます。

それでも諦めずに、何度も何度も挑戦する子供たちの姿や、さっき泣いていたと思ったら、こんどは笑っているなど、くるくる変わる元気な表情がとても楽しくて、1時間とちょっとの短い時間でしたが、本当にあっという間に過ぎてしまいました。

ハイタッチで子供たちと別れた後、子供たちに出される今日の給食を試食させていただきました。献立は、胡麻味噌うどん、蓮根のきんぴら、ふかし芋、りんご。子供たちの身体を考えたバランスの取れた献立で、美味しくいただきました。

試食の間に園長先生と保育方針についてお話をさせていただきました。

印象的だったのは、食物アレルギーを持つ子達への対応。

当初はなるべく他の子供たちと見た目が同じように、卵アレルギーの子には、かぼちゃを使って卵の黄身に似せて料理を出していたそうですが、それだと本人がアレルギーの認識が無いまま卒園してしまい、自分の身を守ることが出来なくなってしまう危険があります。

今は、あえて「○○君は卵は食べれないから、今日はこのメニューだよ」と伝えながら、その子のための料理を出してあげるようにしているそうです。これにより、自分が食べてはいけないものが認識でき、まわりの子もそれを理解し、その子を気遣ってくれるようになるそうです。

現場で直に子供たちと触れ合いながら、日々子供たちのためにどうすべきかを考えている園長先生や他の保育士のみなさんの姿勢、今の僕にとって本当に勉強になる思いがしました。

園を後にするとき、子供たちがまた来てね、コマまわし練習しおくからね、とフェンス越しに見送ってくれました。

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