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杉並区議会第2回定例会で一般質問 区内の有機フッ素化合物汚染問題を追及!(区政報告ニュース263号)

区政報告ニュース

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5月31日から杉並区議会第2回定例会がスタートしました。私・富田たくは議会初日に一般質問に立ち、「杉並区内の有機フッ素化合物(PFAS)の汚染問題」等を取上げ、杉並区の姿勢を質しました。

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(HPへの投稿が出来ていませんでした。時系列で管理するため、このエントリーの更新日は区政報告ニュース発効日にしております。実際の更新日は2023年10月5日です。)


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◇杉並浄水所で検出、国の「指針値」の4倍超

本年5月19日、東京都水道局による「有機フッ素化合物検出状況」が公表され、昨年4月の調査で善福寺3丁目に設置されている杉並浄水所(現在運用停止中)の取水井戸から有機フッ素化合物(PFAS)が検出されていたことが明らかとなりました。
検出された値は1リットル当たり210ナノグラムで、環境省が設定している「指針値」の1リットル当たり50ナノグラムに比べ4倍以上の高濃度汚染となっています。

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◇区独自の地下水検査を

私・富田たくは質疑で、区内全域の井戸水、湧水、土壌等の調査を行い汚染の実態を把握すること求めるとともに、区内の汚染が現在問題となっている多摩地と同じ汚染源である可能性を指摘し、その汚染源とみられる米軍横田基地への立ち入り調査を国・東京都に要望するよう求めました。
区は、指針値を超える汚染であることを認めつつも、区内水道水では検出されていないこと、PFASについては国が対応を検討中であることから、情報収集を行い区民の不安に寄り添えるように周知に努めたい、との答弁にとどまりました。

◇PFASとは?

有機フッ素化合物(PFAS・ピーファス)は、フッ素と炭素からなる人工の化合物の総称で4700種類以上が存在します。耐熱性、耐水性等に優れており空港や軍事基地での大規模火災の泡消火剤や、テフロン加工のフライパン、撥水加工の衣服、化粧品など様々な製品に利用されてきました。自然環境では分解されるまでに相当の期間が必要で、生物の生体内に取り込まれると、長く蓄積されます。
蓄積されたPFASが様々な健康被害を及ぼすことが指摘しており、PFASのうち、PFOS・ピーフォスと呼ばれる「ペルフルオロオクタンスルホン酸」、PFOA・ピーフォアと呼ばれる「ペルフルオロオクタン酸」、PFHxSと表記される「ペルフルオロ ヘキサンスルホン酸」の3つの化合物については国際条約で製造、使用、輸入が禁止されています。

◇健康被害について

アメリカでは2012年にテフロン製造企業の汚染による法廷闘争の結果、①妊娠高血圧症並びに妊娠高血圧腎症、②精巣がん、③腎細胞がん、④甲状腺疾患、⑤潰瘍性大腸炎、⑥高コレステロールの6つの疾患について、PFOAとの関連性が確認されました。(永遠の化合物 水のPFAS汚染/ジョン・ミッチェル他より)
その他にも妊娠中の胎児への影響として免疫力の低下や低出生体重・いわゆる未熟児などの健康被害も指摘されています。

◆調査校の全てで「釘」等発見 徹底した安全対策を!

荻窪小の校庭で発生した釘による事故及び、複数の小中学校からの釘等の発見を受け、区内では金属探知機による校庭調査・除去作業が実施されており、調査実施校全てで釘等が発見されています。党区議団も調査・除去現場に立ち合い、実施状況を確認しています。引き続き区長と教育委員会に対し、安全対策の強化を求めてまいります。

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↑地中の釘等を引き抜いている様子

【印刷用PDF】
・ニュース263号(2023.6.11) ⇒ tomitataku_news_263

【内容】杉並区議会第2回定例会で一般質問、区内の有機フッ素化合物汚染問題を追及! ・ 調査校の全てで「釘」等発見 徹底した安全対策を!
※ぺージ上部に表示されているのは画像ファイルです。印刷用はPDFファイルをダウンロードしてください。
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