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杉並区議会第4回定例会で一般質問!区役所エレベーター閉じ込め防止対策が前進!!(区政報告ニュース142号)

区政報告ニュース

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杉並区議会第4回定例会が11月17日から12月7日の期間で開催されています。
私・富田たくは11月18日に一般質問に立ち、「災害時における区役所等の停電対策」について質問しました。今回の質疑をとおして以前から議会で取り上げていた区立施設の「エレベーター閉じ込め防止対策」について、前進させることが出来ました。
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◆3年越しの提案が実る!

「杉並区地域防災計画」の被害想定では、首都直下型の地震が発生すると区内で最大25・2%が停電し、閉じ込め事故につながるエレベーターの停止は167台とされています。実際に2011年の東日本大震災では震源地から離れた東京都内でも84件のエレベーター閉じ込め事故が発生しています。
こういった状況を踏まえ、私は議員就任当初から防災対策の一環として、エレベーター閉じ込め防止対策の推進を議会で提案してまいりました。
2014年の議会質疑で、災害対応の拠点となる区役所本庁舎のエレベーター閉じ込め防止対策の現状を確認したところ、区営繕課長からは「閉じ込め防止機能は確保されている」と答弁していました。
しかし、本年10月の新座変電所関連施設の火災が原因で発生した大規模な停電では、杉並区役所本庁舎のエレベーターで閉じ込め事故が起き、非常用館内放送の使用不能など様々な被害が発生してしまいました。
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◆以前の議会質疑では大丈夫と言っていたのに・・・

そもそも、区役所の電力は平素使用する本線と、本線が停電時に使用する予備線が存在します。また、本線、予備線がともに停電になった場合は非常用発電機が自動的に動き出す仕組みとなっています。
しかし、10月の停電では本線から予備選への切り替えが上手くゆかなかったため非常用発電機も自動的に動かないという状況になりました。結果的には区役所全体で全電源喪失状態に陥り、あるはずがないとしてきた閉じ込め事故などが起こってしまったわけです。閉じ込め事故が発生したエレベーターでは
非常用インターホンも使えない状態だったことが議会質疑で明らかになりました。これでは閉じ込められた方の安否確認も行えません。
また、非常用の館内放送設備も使用できないのでは、火災などが発生していた場合に適切な避難誘導も行えません。震災時の対応拠点として位置付けられている区役所本庁舎が、このような状態では大きな問題が有ります。
一般質問では、この点を指摘し、閉じ込め防止を含む停電対策をしっかりと行うよう区に求めました。
区は「停電によりトラブルが発生した事を重く受け止めている」、「本庁舎の非常用エレベーターの改修工事を実施し、停電用バッテリー搭載のものに更新していく」と答弁、3年越しの提案である区役所エレベーター閉じ込め防止対策を進めさせることが出来ました。
今後も、いつ発生するかわからない首都直下型地震に向けた、杉並区の防災・減災対策推進に取り組んでまいります。

◆ニュース142号(2016.12.4)PDF ⇒ tomitataku_news_142

【内容】杉並区議会第4回定例会で一般質問!区役所エレベーター閉じ込め防止対策が前進!!・衆議院東京8区予定候補に「おさない史子」・都議会議員選挙予定考古穂に「原田あきら」・第三回「円卓会議」に130人が参加!
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